賃貸のネット事情
近年、生活に欠かせないものになっているインターネット。
賃貸でもネット無料・対応した物件の数も増え、ネット設備はお部屋探しの際に重要視される1つとなっています。
そこで今回は、賃貸物件のネット事情についてお話します。
はじめに
賃貸物件のネット利用について
よく物件条件にネット無料・ネット対応と記載されているものがありますが、このふたつはどのような違いがあるのでしょう?
・ネット無料物件
入居者様の費用負担はなく、インターネット利用ができる物件のことです。
本来インターネットを契約する場合、契約内容や会社にもよりますが月3,000~6,000円ほど費用が発生します。
契約手続きやネットが接続するまで時間もかかるので、入居してもすぐ使用できないケースもあります。
その面倒な手間と費用をオーナーが負担しているものをネット無料物件といいます。
(物件によっては回線業者に入居連絡をしないといけないもあるので、注意しましょう※)
この費用がないだけでも、月々の支払を抑えられるので嬉しいポイントですね◎
しかし契約プランなどはオーナーが選択しているため、通信速度が遅い場合もあります。
・ネット対応物件
物件の共有部分まで回線工事が済んでいる物件のことです。
このままではネット利用出来ないので、ご自身で回線業者などへ申込を行い工事する必要があります。
その際、壁に穴をあけたり業者が出入りする場合があるので、物件の管理会社に事前に許可を取りましょう。
このようにネット対応物件では、ネット無料物件で必要なかった契約手続きや費用がこちらでは必要になってきます。
しかし契約プランや会社を、自分で選ぶことが出来るというメリットもあります。
次に
どんなネットを選ぶか(通信速度)
ネットゲームなどを利用する方にとって、インターネットの速度はとても重要になってきます。
せっかくネット無料物件に入居しても、速度が遅いと意味ないですよね。
そもそもネットの速度とは?
インターネットの回線速度はbpsという単位で表されます。
これはデータを送る速度を現した単位で、1秒間にどのくらいの量のデータを送れるかという意味です。
この数字が大きいほど速度が速くなります。
また速度は通信回線によっても違いがあります。
光回線
光ファイバーケーブル使用。
高速通信が可能、通信も安定しています。
一般的に最大通信速度1Gbps程度の速度が出ます。
(地域や回線事業者によって異なります)
ケーブル回線
光回線と同軸ケーブルを使用。
通信の安定性が高く、最大通信速度160~320Mbps程度の速度が出ます。
ADSL回線
電話回線を利用して通信。
通信の安定性が低い。
最大通信速度で50Mbps程度の速度が出ます。
(現在、新規の受付が終了しています)
モバイル回線
ホームルータータイプとモバイルルータータイプがあります。
無線電波を利用。
最大通信速度は150Mbps~4.2Gbpsです。
ホームルータータイプは契約住所内であればコンセントに接続するだけで利用できます。
モバイルルータータイプは小型で持ち運びができるのが特徴です。
インターネットの速度を重視される方はネット無料物件に入居する際、利用回線と通信速度を事前に確認しましょう。
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